〜バノーディ2日目の光景〜
バノーディの朝。先月訪れた時よりも気温は温かい。
寝袋を用意していたので暖かく眠れました。 ゆっくり目覚めて、日干ししたり、ひなたでチャイを飲んだり…
午前中はバスーの家でパンディットジイによるプージャ。
占星術からの流れ
プージャーは、護摩焚きの形式でした。 そして護摩の間は相当にネガティブエネルギーが出るので、近寄ってはいけないと言われました。 実際にモンゴルで行った時はあまりにも強烈だったので、バスーもその場所から退散したと。(行うのはパンディットです)
その最中は近くにいる人に移ってしまうということで、護摩をしているビデオなどは撮ることができませんでしたが、その用意をしている所の写真は撮れました。
パンディットが火をつけ始めたら、徐々に空気に重たくなってくるものがあり、私たちはすぐに言われた通り避難しました。
1人につき2時間ほどのマントラ・護摩焚きが行われました。
さすがにプージャの間は、そこから離れたゲストハウスにいても全員、体が重く、不思議な眠気に襲われました。
プージャの後は、何かが抜けたように軽くなり、ゲストハウスの裏のラマ・セルボの祭壇周辺で笛を吹いたり、シンギングボウルでエラゴンがヒーリングしてくれたり… 前日の長旅の疲れも癒すことができました。 大きな岩の上でアーシング、ふっといろんなビジョンが見えたりしました。
夕方はそこから少し歩いて上がった所にあるバスーの土地まで行くことに。
ここはバスープロジェクトの候補地らしいです。素晴らしい眺め! ヒマラヤがくっきりと見える場所。 私たちはそこで瞑想したり、 バスーはわずかに繋がる電波をキャッチして、電話したり…
一軒だけある家に挨拶に行くと、暖かく迎えてくれました。 牛と子どもたち、美しい2人の婦人たち。
温かい土壁の家。ベッドに敷き詰められた波動を良くする植物。 畑にはどこにでもヘンプがたくさん。 永遠不朽、最高のエコロジカルホーム。
ここの人たちの顔立ちはインド人というよりもいろんな民族がミックスされたような雰囲気。 女性は全員美人。子どもはとても可愛いし、男の人はギリシャ人みたいな顔立ち、青い目の人もいる。 言葉も独自で、遠くはアフガンからの経路もあるらしい。
人々はシンプルだけど飾らないいでたち。芯があって、気品がある。そしていつでも家を開け放ち、迎えてくれることが、感動的。
人間の根本的な美しさ、気高さの全てを感じます。
バノーディではいつも、「これまで必死に獲得しようとしてきたことは何だったんだろう。そうか、このことを知るためだったんだ」と思わされます。
ここにいれば何一つ、欠けたものはない。
人間はこの最高の笑顔や優しさ、叡智を得るためにどれだけ遠回りするのだろうか、と。
何を手に入れても、何ひとつ真に獲得したことにはならないんだと。
バノーディの自然はさることながら、ここの人たちの豊かな波動を感じるたびに、忘れてしまったもの、失ってしまいつつあるもの、気づかせられるものがたくさんあります。
Comments